久しぶりのお稽古

お稽古が5月、
一ヶ月間お休みで、

久しぶりの
お茶と着付けの
お稽古です。

一ヶ月間で
こんなに忘れてしまうものか?!

、と思いながら
こぼれる汗を拭きながら

四苦八苦して
帯を巻きました。

お店に行って筝花さんに
手直しをしてもらわなければ、

お店に立つことも
出来ないほどくしゃくしゃ。

着付け。

自然に身体の動きが
身に付くまで、

数、
着なさいということかな。

久しぶりに会う
お稽古仲間。

普段はサラリと終わる
挨拶代わりのお喋りも
一ヶ月分の長さ(笑)

お茶のお点前は、
盆点前。

お盆には、

抹茶の入った
なつめ。

それと
茶杓、茶巾、茶筅がセットされた
お抹茶茶碗、だけ。

溢しとポットのお湯と
お菓子があれば

簡単にどこでも
かしこまらずに

お抹茶を点てられる
お点前です。

お稽古仲間の友人が
お見舞いで

先生のご主人の病室で
盆手前で

お抹茶を
点ててくれたことを

先生が嬉しそうに
話をしてくれました。

お茶のお稽古。

習っていれば何となく
身に付いた作法で手が動きます。

繰り返し何度も何度も
やっているうちに

頭が覚えていなくても
身体が覚えていて、

考えなくても
身体が動くようになっています。

これは娘時代から
やってきたことだから
出来ること。

着物も
お茶のように

何度も何度も
お稽古するうちに

着れるようになる
、ということかな。

自然に身体が動いていく位に、
〈数〉を着ないといけないんだな

、と実感した
出来事でした。

そういえば、

仕事でありがちな

あちこちから同時に
話が聞こえてくる場面。

そんな時、自然に
同時に解決していく術を、

「私たち、身体が覚えてるねぇ」と

夢子さんと
話をしたばかりでした。

習うより慣れろ、という諺を
実感です。