着物を着る。
宝石を着ける。
「きましょうよ、つけましょうよ」
最近、お客様や友人に
よく言う言葉です。
若い頃は、【お出掛け用】として
洋服やカバン、宝石など、
普段から使うモノと
別にしていました。
その癖が残り、なんとなく
普段使いしにくくて
使う出番が無いものも
ありました。
断捨離という
言葉が生まれた頃から、
モノを捨てることに
躊躇しなくなり、
普段使わないもの=大切にしすぎているもの、
も
断捨離の対象に
なってしまいました。
だから日本堂にも、
地金買取で持ち込まれる
豪華な宝石たちを
「このまま使いましょうよ。」と
売ってしまうのを
止めることもしばしば。
ある程度年齢がいくと、
人の目を気にせず、
〈自分がやりたいから、やる〉
というスタイルを貫けるようになります。
昔と違って
『時代に合っていない』
、という言葉も
使われなくなりました。
今、自分が持っている
宝石を今、自分が着けなければ、
次の世代への
お荷物になってしまうだけ。
着物も、そう。
だから、宝石を着けましょうよ、
着物を着ましょうよ
と、大切にしすぎている
持ち物を
今から使っていって欲しいと
言葉にします。
宝石のお店なのに、
着物の相談で訪れる人が
増えたのも、
きっと同じ想いで、
「使わなくてもったいない」と
悩んでいるから。
形を変えて使える
『宝石リモデル』と同じく、
着物スタイルから
洋服スタイルに変えて使う
『着物リモデル』という言葉が
あっても良いくらい。
みなさんが悩んでいた
着物を使うために
洋服に変えるお手伝いは、
宝石同様
【大切にしてもらいたいから】
使えるようになる
喜び✨
着物では使えなかった
大島紬もワンピースにして
残り布地で
ブラウスまで。
大島のブラウスなんて
贅沢✨
それ、大島ですか?
と知らない人からも
「素敵ですね」、と
声を掛けられるそう✨
ボランティア仲間も
大島紬の仕事着を作りました。
ワンピースとジャケット。
きっちりとした場にも
使えそうなワンピース。
残り布地で、
スカートまで作って
使いきります。
使えなかったものが
使えるようになる喜びは
・・・なんなんでしょう、
格別なる気持ちに
させてくれます🌸
そんな気持ちを
分かち合えるというのは
幸せなことです❤️