学窓で集う時

自分が
4人の子の子育てで
忙しい頃。

身体があく時間は
日本堂にいるので

普段は瀬戸を出る
機会がない頃。

2年に一度は同窓会で
名古屋に出掛けました。

終わったあとに友だちとみんなで
道を歩いていた時に

泣きそうになったことがあります。
この雰囲気が懐かしすぎて。

また、

大人になって
クリスマスのメサイアに

久しぶりに
出掛けた時。

そこの客席の雰囲気
そのものが学校の教室で、

匂いや声や、その賑わい方が
同じだった時には、ずっと席に座って

制服を着ていた頃を
錯覚していたい・・・

、と思ってしまったことが
ありました。

あの時は懐かしさの込み上げ方が
すごかった・・・。

そして現在。
今日。

瀬戸尾張旭に住む
母校の会の役員会がありました。

新しい方たちが
初めて参加した回でした。

役員は
一学年に代表が一人ずつ。

歴代の先輩から始まって
出席番号があって

自分の番号は
29番。29年の幅。

しばらくの間、私が
一番新しいメンバーでした。

そしてこの度、
学年が下がって

若手5学年の
代表の方が5人、

新しくメンバーに加わっての
初めての役員会が行われました。

会議の内容は、

先日行われた
カフェタナカでの総会についての
意見交換。

総会で話をされた
田中さん。

東京日本橋三越本店に
出店する旨のハガキが届いて

すごいなぁと
思っていました。

志、高く仕事をする学窓
カフェタナカ代表
田中千尋さんの活躍を

みなさんが自分事のように喜ぶ
意見が次々と出ました。

私もその仲間だと思って
頑張りたい、という意見もあり

自分も
刺激を受けました。

そして。

新しい方々の
自己紹介を聞いていたら、

昔、自分が感じた
懐かしさを、今

彼女たちが
感じているのだと思いました。

慣れてしまって
気づかなかったけれど、

この集う会議室が
きっと

昔の教室の雰囲気になってるんだ・・・
と感じました。

小さな頃、若い頃に
身を置く場所。

育ち盛りの頃、

身を置いた場所の
空気を吸い続けて

身体にも心にも
細かく織り込まれていくものは、

どの場所にいても、
大人になっても

そのまま奥深いところに
残るのだと、あらためて

みなさんの言葉で
気づかされたのでした。