「担当者様
本日は、子供の面倒を見ていただき、ゆっくりと指輪を選ぶことができました。ありがとうございました。
夫が、指輪を見て自分と同じもの(サイズは違いますが)だと申しました。指輪を選ぶ当時、同じデザインで宝石有り無しにしたことを思い出しました。
本日、外観だけで同じものをパっと選ばれたことにプロフェッショナルさを強く感じ、ついお伝えをしたくなりメールをさせていただきました。
本当にありがとうございました。」
朝一番。
小さな男の子兄弟を
つれてきたお母さんが
「これと似ている指輪が
買いたいです。」
、と
玄関から入ってきました。
聞けば20年前に
デパートで買ったという
結婚指輪。
彼女は冬になると指が
霜焼けで腫れてしまって
着けられなくなるので、
今のと季節毎に
つけかえられる
似ている指輪を(冬用に)
買いたいという希望でした。
奥のブライダルコーナーに
ご案内しました。
受け取って眺めた時に
「これと質感が似ているな」
、と出した一本。
ダイヤモンドは無しがよいと
言うことだったので、
紳士用のデザインで
似ていたその指輪を提案しました。
あれこれと見たけれど
やっぱり
それが気に入って
しかも、シンデレラサイズで
ジャストフィット。
気持ちよく
「これにします」、と
決めて下さいました。
しっかりと地厚の
柔らかな曲線の指輪は、
堅実そうな彼女に
よく似合いました。
彼女は4人のお子さんがいる
ママでした。
長男さんが高校生。
巣立ちが近いみたい。
歳の離れた兄弟の世話が
大変そうだけれど、
長い間、子育てが出来るって
いいな、と思う自分は
無い物ねだり。
日々の大変さが
分かるので、
別のところで
他のスタッフと
塗り絵を楽しむ子どもたちの
喋り声を聞きながら、
ゆっくりとお茶を飲んで
指輪選びが出来た時間。
支度で待っている間
奥のモニターに映されている
うちの4人の兄弟の
結婚式の映像をみて
「泣きそうになった」
、と。
指輪を受け取って、
跳んで跳ねる末っ子ちゃんを
ベビーカーにぎゅっと乗せて
帰っていかれました。
ほんの
一時間位。
そして夜。
文頭のメールが
届きました。嬉しかった!
ほんの一時間の
この思い出も指輪に乗っかって、
心地よく冬の指に
着けてもらえそう🌸
、と思いました。