市松人形の着物の相談へ

友だちがが大切にしている
市松人形。

長年静かに、背中に陽があたり
着物が焼けてしまって、

着物を新しくしたいと
瀬戸の和布堂さんへ相談していました。

結局、
思いのあるその着物生地の

焼けていない部分を利用して
作り直すことに。

今日はしっかり時間を取って
着物を人形から脱がせ、

具体的に
みてみることに。

脱がせ始めて
驚きました。

釘を使って
胴体に打ち付けてあったのです・・・。

合計、10本以上。

顔を見ているとお人形にも
魂があるような気がしていたから、

普通の人と同じように
着せてあるものとばかり。

せめて、針と糸で固定してあるとは
思っていたけれど。

釘には本当にびっくり。

このお人形を作ったお義母さん自身が
釘を打てたのかな?!、とか

いろんな推測話が
膨らみます。

こんなにたくさんの釘!

錆びた釘を外せた時には
「人形がホッとした顔してる!」と
彼女が言いました。

帯の芯は
茶色くなった古新聞。

昔の凸版印刷のインクは
虫除けになったそうです。

足も
新聞でくるまれていました。

ずいぶん
日焼けしてしまった着物。

その部分の生地は
弱くなって裂けてしまいます。

手持ちの ちりめんを足して、
見えない背中に。

内側の模様をそとに
上手に出してもらうことに。

お人形を囲んで
あれやこれやと真剣に何時間?!

「こんなに長くこの子に関わったのは
これが初めて。」

人形供養に出すか迷っていたけれど
出さなくてよかった、と彼女が言いました。

「昔はこの子がいると
少し怖かったけど

そのうち、この子がいる部屋でも
寝られるようになって

今では、
自分を見守ってくれてる気がするの。」

数ヶ月先、
着物が出来上がってきたら

和布堂さんが
着付けをしてくださるそう。

今日は裸になった市松人形を
大切にくるんで帰りました🌸

楽しみだね!