真似て着物を着る

お店に来てくれた
友だち。

お嫁入りで
お母様が持たせてくれた着物を

ずっとタンスに
入れっぱなしにしていることを

苦にしている事を
知りました。

「袖を通してみたら?」
「着付けのお稽古に通ってみたら?」
「着付けてもらって出掛けてみたら?」

どれも
ピンとこなかったみたい。

持ってはいても
数年着物を着ていない彼女にとって、

「これ、今から
着る機会があるのかな?」

、という気持ちもあっただろうし、

「持っていても、持っているだけ・・・」
、という諦めの気持ちもあるだろうし。

自分自身は、お正月にはお店で
着物を着てお客様をお迎えすること

、というミッションが
とても重く感じて過ごしてきたけれど、

それでも毎年、
袖を通すうちに、

持たされた着物を
把握したり、

着心地が悪いと、
どこが悪かったんだろうと

自分の着付けの
反省をしたり、

細いけれど若い時から途切れず
着物に関わってきて、

この歳にになってようやく
着物の魅力がわかってきました。

そうか、
知らないから興味がわかないんだ・・・。

彼女に、着物の仕組み?を
説明してみました。

まずは肌襦袢という下着を着ける、
その上に長襦袢を着てから、着物を着る。

そこで使う道具、例えば
ヒモやだてじめなど全部、

絵を書いて
説明しました。

それで、

私が最初から着るのをみて、
それを真似てもらって、

「こんな感じ!」
、とわかるところから始めよう!

ということになりました。

もっている道具との
照らし合わせも出来るし。

今日は朝一番から
彼女は引き出しごと、持ってきました(笑)

多分彼女も
何十年と持たされたままの
着物や帯を、

初めての気持ちで
眺めたのだと思います。

一揃え、彼女に似合うお着物が
用意されていて、

お母さんの気持ちが
伝わって来るようでした。

下着姿から

肌襦袢はこうね、はい、着てみよう。
長襦袢はこうね、はい、着てみよう。

着付けの美しさを求めず、
とにかく

「着てみて、簡単じゃん!」と
思ってもらうことが第一目標。

こだわらずに
サッサと着つつ、

着物に合わせる帯や
似合いそうな帯あげ・帯ヒモを選ぶ
楽しみも加えつつ🌸

なんとか着れた!!

彼女、着物姿がしっくりして、
すごく似合ってる!!

ビックリするぐらい✨

その勢いで、お茶のお稽古に
連れていき、

普段着が着物の先生に
みていただきます。

着付けの悪いところを
見抜いてもらって、

アドバイスをもらって、
そこでまた脱いで、着る(笑)

楽に、キレイに着られる
着方を教わりました。

いつも着物を頑張って着ている
お稽古の友だちと一緒に、

みんなが着物姿なのを、
先生も喜んで下さいました。

一日みっちり、
着物day。

着物を楽しんだ
一日でした。

スキーの筋肉痛も、
着物だとスッと立ち上がれたのが
不思議でした。

〈普段着〉で着物を着ている
先生や母の姿を見て、

お出掛けで着るのではなくて、

〈家で〉着物を着る事が
素敵に思えたという彼女が、

少しでも興味を持ってくれたなら、
大成功の一日です🌸