宝石の品質と価値の目安の見方

今まで、
お答えできなかった
お客様からの質問。

〈Q1〉
お客様がハンドバッグから
ルビーのリングを取り出し、

「これは良いものでしょうか?」

〈Q2〉
1カラットのダイヤモンドと、
3カラットのエメラルドを取り出して

「どちらが高いでしょうか?」
(ほぼ新品、共に高品質、中石だけの
シンプルなデザインのリング)

🍀

今までのわたし。

宝石というものの価値は、
受け継がれることで自分自身の
価値が生まれるものなので、

その部分で
お客様と考えながら

価値を見いだすことは
してきましたが、

宝石そのもの、の価値というと
、お答えすることが出来ませんでした。

なので、店頭に並ぶ
同じような宝石を見て頂き

お客様にご判断頂く方法を
取っていました。

以前にも
価値を学びたいと思い、

鑑別機関のGIAに
尋ねた時には

「石、そのものの
自己判断はしないように」と
言われていました。

〈Q2〉答えは、

【エメラルドリングは
ダイヤモンドリングよりも、
3.5倍の価値があります】

、が正解でした。

今日は日本リジュエリー協会主催の
オンラインのセミナーがありました。

そこで、宝石の品質と
価値の目安の見方を教わりました。

そして、

「おおよそこのくらいです」と
答える事が出来るようになりました。

以前、名古屋市科学館で
国立科学博物館主催の

【宝石】
、という展示会を見に行きました。

そこにあった
【宝石のクオリティスケール】は

国立博物館の方々が
監修された諏訪先生に

是非展示させてほしいと
頼んだモノだったとか。

それを利用して
導く答なので、

〈国のお墨付き〉の価値の出し方

、と言っても
良いそうです。

思い返せば、
日本堂を受け継いだ時には

知恵も知識も
見よう見まねでしかなかった私たち。

論理的な見方を
お客様に説明することで、

宝石を正しく
理解していただけるようになれて
嬉しい

、というより
ホッとしました。

知らないことを聞かれるのは
とても怖かったから。

私たち日本堂スタッフに、
たくさんの方々が

学びの機会を
与えてくださっていて、

そして
育ててもらっています。

まだまだ発展途上ですが、
これからも

学びを進めてお客様に
正しく寄り添える日本堂でありたいと
思っています🌸

〈Q1〉の答えは、
御来店された方に。

きちんとご説明出来るように、
宝石を見る目を肥やしておきます✨