お正月の着物

昨年、瀬戸の友だちから
一本のメール。

「今日メールしたのは、私の一度も着てない着物をもらってくださらないかなぁって思って。お友達で着物が好きそうな人に一枚でも形見分けのつもりでもらってもらえないかなって思います。」

先代から
「お正月にはお着物を着て
お客様のお出迎えを。」、と学び

子育ての頃は正直、
そのハードルがとても高くて

年明けの着物のプレッシャーを
強く感じていました。

だから着ても
一日か、せいぜい二日間だけ。

着付けも少し
お稽古しただけ。

帯も小物も
どう合わせて良いか分からなくて

とにかく無茶苦茶でも
着るだけ着ればよし!と毎年、
着続けました。

時には小学生だった
息子の手を借りながら(笑)

昨年はお茶の先生が
着付けも始められて、

生徒さんに着方を教えるところを
見る機会もあり、

コツや、我流の間違いにも
気づけたところでした。

「よし!着物を楽しもう!」と思えたのは、
きっと今年が初めてです。

今年のお正月は
頂いた友だちのお着物。

そして、

この時にしか着ない
自分の着物。

初売から毎日、着せ替えで
着物を着はじめたら、

着物の身幅が足りないという
悩みはあるものの(笑)、楽しい!

嫌々でも、毎年着続けることで
手際を忘れずにいて

今年、数を着たら、
短時間で着られるようにもなって。

学んだことを忘れずにいられて
厳しくしてもらってよかったと思えました。

「着方も上手になった。」と
初めて誉めてもらえました。

御歳90歳のおばさんは、
簡単に帯が出来るように加工してくれます。

今日、お店にたまたま
立ち寄って下さって、

新たに、
古い帯の加工をお願いしました。

お正月ならではの
親戚のプチ集まり。

親戚周りになる彼女と久しぶりに
ゆっくりと話が出来ました。

小学生だった娘さんが今では
大学生と高校生。

月日が流れるのは
早いもの🌸

日本堂では15日まで
お正月イベントが続きます。

1/9は
秋吉真鳳先生の占い二日目です🌸