リモデルのアドバイスで
心掛けているのは、作り直した宝石を今度こそ
眠らせずに使っていただける
宝石に変える。それには
気に入って頂かなればいけない。
そうなってくると元々どんな宝石が好きで、
どんな時に使いたくて、
どんな宝石を持っていて・・・そんな
なんでもない話をしながら少しずつ
お客様を知っていくと、リモデルする宝石の
方向性が決まってきます。先輩からご紹介のお客様が
御来店下さり初対面。伺っていたのは
結婚指輪と婚約指輪のリモデル。リモデルは、持っていき方によって
高額にも安価にもなります。複雑に作り込めば
高くなる。逆に、持っている他の宝石を指に重ねたりして
楽しむなら、一つ一つは
単純な加工になって、さらに地金の買取りをうまく利用して
プラスマイナスで
安くあげることも出来ます。お客様の服装はカジュアルで、
シンプルに楽しむ宝石が、お好きそう。婚約指輪のつくりかえでは、
プチダイヤモンドネックレスはすでに持っているという事で、
他の提案をします。聞けば同い年。ならば!!と
自分が持っていて日々使いやすく着けている宝石を
提案したら、それ、いいね!と
喜んでくれました。そして、サイズが合わなくなった
自分のと、全く使っていない
ご主人様の結婚指輪。実は・・・と取り出した封筒には
別のお店さんの見積もりがありました。このリングを使って、
ダイヤモンドを組み合わせてペンダントを作る
、と言うものだそう。最終的にはそれが
どんな宝石になるかが想像できなくて、それでセカンドオピニオンで
日本堂に来たのだそう。私にもその話は
全くイメージできず、「それを表現したいならCADを使います」
、と言いました。それならば、出来上がる前に、
デザインの確認が出来るから。そうでなければ、
〈作ったけど気に入らなかった、しかも高額〉、ということになりかねず
リモデルは受けられない、と。聞けばその指輪は
大切にしたいものとわかったので、単純なサイズ直しを、
提案しました。どちらも
彼女のサイズに合わせて〈2本重ねて太いリング〉として着けたら
カッコいいと思ったから✨「確かにカッコいい!!」2本重ねるという発想は
全く無かったそう。あれやこれやと
方向を決めていき、最終的な形はどれも
シンプルに使いやすい宝石デザインに
なりました。見積もりも
比べてもらえばきっと安いはず。とても
喜んで下さいました。おまけで(笑)日本堂のメガネフレームも
気に入って下さって、イメージチェンジにも
挑戦?!TIFFANYのカッコいいフレームが
抜群に似合っていました✨日本堂では
リモデルのセカンドオピニオン
、大歓迎です。つくりかえ。本当にこのデザインで
良いのかな?予算は
高くないのかな?様々、不安な思う方は
気軽に声を掛けていただきたいと思います🌸
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