2年前にコロナウイルスが流行り、世の中が変わり始めた時に心掛けたのは、正しく怖れながら、淡々と、なるべく、今までの通りの普通の生活を続けることでした。
彼女もその一人かもしれません。
いつもブログを読んでくださって、よくうちの事情を知ってくださる明るいお客様❤️隣の街から小さな用でも足を運んで下さってありがたいです。
今日は、お母様から譲り受けた腕時計のバンドを、ビタミンカラーに新しくしました。
たくさん色々、話をして下さる中で、身近なことから世の中の深い話にまで なります。
先見の目がある彼女に言われたのは、【遺品整理】。
「日本堂のリモデル業務は遺品整理と繋がって、人の役に立つことでとても良い」、と✨
確かに、〈遺品整理のつもり〉でやってはいないけれど、やっていること自体、確かに〈遺品整理そのもの〉なのかもしれません。
大切に受け継いできた宝石を、使えるようにする。
新しい宝石に生まれ変わって自分自身が欲しかった宝石になる喜びが、遺品整理の一部分なのですね、たしかに✨
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昨日、息子と会ってコロナ禍になった世の中の話になりました。この今の世の中にならなかったら、気づけなかったたくさんの事がある、という意見が共通していました。
世の中を少し引いて眺める視線にいると、モノを豊かに持つ事が幸せだった今までと、明らかに別な幸せがある!ということも共通した考えでした。
「身、ひとつで逝くのだから。」、と母がいうその言葉にも通ずることかもしれません。
青空と白い雲、沈んでいく太陽や、稲穂の田んぼの匂い、
昨日は十分に時間を取って息子のバイクの後ろに乗せてもらって、もう一人の息子の住む街へ。
その道中、風に吹かれながら見たことがないような景色が並んでいて、身ひとつで感じるじんわりとしたこの気持ちだけで、十分な幸せをもらっていました。
モノじゃない時代。【地】は終わり、たしかに今は【風】の時代なんだな、と心で強く感じた一日になりました。