思いのあるものを形で残す

昨日はお休み。
最近、自宅の大掃除をしています。

断捨離しないと片付かないので
今まで溜め込んでいたものを
整理しています。

特に捨てられないのは
巣立っていった息子たちのもの。

押入れを占領していたのは
古いランドセルが4個。

これをどうしようと
悩んでいました。

最初は、一人に一つの
このランドセルに

へその緒や母子手帳
写真やベビーリングなどを

コンパクトにまとめて
渡そうと思っていました。

でも、いや、まて。

まだ自分が若い頃に
友人が、

ご主人の古いランドセルを
お義母さんからもらって

困っていたときのことを
思い出しました。

捨てられないけど
小さくして渡すなら、と思って

ランドセルの牛革を使って
お財布を作ることにしました。

黒の大人財布なら
きっと懐かしんで使ってくれると
思って。

そうなると
インターネットで色々と検索。

ここなら!と思った工房は
愛知県の一宮市にありました。

4つのランドセルを車に積んで
高速道路に乗って一宮まで。

道に迷いながら
約一時間半のドライブ。

その工場にはとてもたくさんの
ランドセルが

やはりお財布や小物になるために
たくさん
棚に並べてありました。

結局
古すぎて傷みが激しく

使える部分が小さかったので
キーホルダーやパスケースにしか
ならないとのこと。

それでもそれが
プロの判断。

形になってくれれば
私自身の思いはスッキリ!

4ヶ月後、生まれ変わった姿、
そして

それを喜んでくれる息子たちの顔が
とても楽しみになりました。

あー、
もしかしたら

宝石のリモデルで
遠く別の町から来てくださる
お客様は

こんな気持ちで瀬戸に
向かってくださっているのかな

そんなことを思いながら
長いドライブをしたのでした。

思いのあるものを
形に残す仕事、

一生懸命にやろうと
思います。

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Asukal カバン工房