コロナ禍の罰則

ここ数日、瀬戸の街がとても静かになりました。通る車も少なく、人もほとんど歩かず、その中でも淡々とお店を開けていることが、自分たちの生活です。

このコロナ禍、お店と里の親たちは今日、瀬戸の自治体でワクチン接種を受けました。半日経ちますが、ニュースでいわれる様な筋肉の痛みがまだあるそうです。里の方にはマレイシアに住む弟夫婦から心配して連絡が入りました。声を聞くのは久しぶり。向こうの事情が分かりました。

第一波の時に弟たちに言われたのは、「日本人はさすがですね!罰則が無いのに自主的にステイホームして、外に出ないなんて!」。そんなマレイシア。ラマダンで夕方の買い物がかなりの密、そして感染が増えてしまったそう。再びロックダウンに入るという事で、どんな罰則があるのかを聞きました。

まず、無許可で半径10kmより遠くに行くと、ペナルティー。金額は1,000マレイシアドル。向こうの初任給ほどの大金の罰金。道の途中に警察が検問をしているのだとか。弟は政府発行の許可証を持って自宅と会社を往復しているそうです。そして、どこに行くにも建物や店舗に入る時には、政府のアプリでQRコードをスキャンして時刻や行動を記録、体温を測り消毒してからでないと入れないそうです。毎日健康状態を記入する必要があり、そのアプリの更新をしないことが分かると、こちらも1000ドルの罰金が課されるとのこと。そして、一台の車に同乗出来るのは2人までに制限。かなりの厳しさです。

マレイシアでは、動く人に大きな罰則の負担+人が集まる場所にも負担。日本では、人が集まる場所にのみ負担。
2つの国のやり方には、根本から大きな違いがあることに気付かされます。