写真展を出ると別の階で
コスチュームジュエリー展をしていて、
立ち寄りました。
思わず
立ち寄りましたが
装飾品について、深く
考える良い機会になりました。
以前、友だちのつくる
ビーズアクセサリーを
キレイだなぁと
見せてもらった時に、
この材料が
GEMといわれる宝石だったり、
金やプラチナなら、
アクセサリーではなくて
ジュエリーになるんだ、と
感じたことを
思い出しました。
これは、宝石の模造品。
王妃からもらったという
本物の宝石は大切に取っておき、
それと全く似せた模造装飾品を
職人に作らせて、
それを着けていた、
という、品。
デザインに優れているから
〈デザインを着けている〉
というだけ。
〈模造品〉を着けている
、という感覚では
なかったんだろうな。
昔のお金持ちだから、
ここまでの大きさのジュエリー
あっての
この作品だけれど、
この現代。
デザインを
追及しようと思ったら、
今の宝石は
材料がどれも
高額で
どうしても〈軽く薄く〉
の世界になってしまう。
それでは作れるデザインも
決まってくるし
重量感などの
質感も貧弱になってしまう。
それならばいっそのこと
、と
材料がアクセサリーでも
重くしっかりとしたデザインを
手にしたい人もいるんだろうな。
女性が着けたいと思う装飾品を
自由なデザインで作りたい時に、
今、宝石業界が
ぶち当たっている壁が、
金の高騰と
円安と
宝石の受給の困難さ。
久しぶりに自由な感覚の
大きさや色を楽しむ
コスチュームジュエリーを眺めて、
年代にもよるけれど、
現代を生きる女性に
どんな装飾品
〈宝石やアクセサリー〉を着ければ
輝けるのかな?!と考える、
良い機会になりました。
CHANELやジバンシィなど、
洋服と共に飾ってある
アクセサリーの数々と、
当時のファッション雑誌で
輝く姿の女性の白黒写真を見て、
素直にいいな、と
思いました。