〈店員とお客様〉から〈友の友〉に

不思議に思うのは、
初めて出会う人が

〈友の友〉であることの
確率の高さです。

せまい瀬戸の中
だけではなくて、

名古屋や他の町の
友だちの、

また
その友だちが

目の前のお客様だったりすると、
本当に驚きます。

小さな男の子を連れた
ご夫婦。

小さな男の子は
流暢な英語を喋ります。

バァバも
英語で答えています。

きっと

海外赴任の方たちだと思って
話しかけると

「いえいえ、瀬戸っ子です。」
と言われます。

聞けば今日がお誕生日で
ご主人様が

奥さまへのプレゼントを
買いにきたのだそう。

娘さんたちがお母さんのための
お誕生日会の支度をしている間

その子守で、小さなお孫ちゃんも
一緒なのだそう。

男の子の喋る英語が
ネイティブの発音で、

しかも日本語までもが
英語っぽくなっているのが

とても不思議で
尋ねると、

保育園の先生が外人もしくは
英語だけを喋る日本人で

オールイングリッシュ
だからなのだそう。

瀬戸の辺りには
インターナショナルの学校が
多いのですが、

それとは
違っているみたい。

ここで恐る恐る
YFUの留学生の

受け入れファミリーに
なってもらえないかなぁと
YFUの名刺を渡しました。

そこで

「もしかしたら名古屋高校に
お子さんが行っていませんでしたか?」

と突然
尋ねられました。

役員を一緒にしていた
◯◯さんにはよくお世話になって、

彼女から日本堂さんとことを
聞きていたから、

そう言われて
びっくりしました。

・・・不思議だな。

知り合いだと
思うだけで

〈店員とお客様〉から
〈友だちの友だち〉の関係に

瞬間に
変わってしまう。

ご主人様から

真珠のピアスと
イヤカフをプレゼントされて

まだまだ続きが見たかった
彼女は

「今日は時間がないから
明日も来るわ!」と

友だちみたいな別れ方を
したのでした🌸