今日はご縁結びの日。
名古屋の料亭『神楽家』さんと、
瀬戸の苔玉作家『安藤ムイ』さん。
同級生の神楽家さんの
お二人と一緒に
瀬戸の奥にある、ムイさんの工房
【東風山野坊】まで足を運びました。
苔玉を作る話にさえ、
深みがある。
そして、脱線して始まる
雑談の面白さ。
🍀
茅葺き屋根のおうち。
太い梁。
屋根裏部屋。
うっそうとした山の背景。
苔の帽子をかぶった石灯篭。
水の流れる音、鳥の鳴き声。
懐かしさを感じる庭の池。
石組みの窯。
ムイさんは、色んなことを知っていて
何でもやれそうです。
どうしてそんなにたくさんの事が
できるのですか?と聞くと、
「絵描きは食べるのに苦労するから、
いろいろとやれないといけないんだよ」。
実は現代美術作家で、
苔玉作家という顔もある、というのが
本当のところなんだと感じました。
外のテーブルで黙々と、
楽しい話を聞きながら手を動かしていくと、
次々に思いがけない程の出来映えの
苔玉が出来上がっていきました。
蚕を飼って、桑の葉で育て、
繭を作って、糸を紡いだ、と
話をしてくれました。
それをするために
自分で桑の木を植えていく
、と言います。
🍀
ムイさんは帰る頃には、
神楽家のお二人と
すっかり仲良しになっていました。
味のある人っていうのは
こういう人なんだなぁ。
あらためてムイさんの
大きな魅力にひかれました。
ムイさんのお兄ちゃんは、
奥田瑛二さん。
おじいちゃんおばあちゃんの
住んでいたここで、昔
お兄ちゃん一家と
この庭の池に入って水遊びをしたり
夜は、外で寝っ転がって
星空をみたのだそう。
ここに安藤カズさんや
サクラちゃんもいたと思ったら、
まるで瀬戸じゃない場所に
来てしまった錯覚を起こします。
瀬戸の別世界に行った気分の
一日になりました✨
〈追記〉
ムイさんの描かれた絵です。
美術展に出品されるそうです。
【瀬戸市美術展】
2021年10月20~24日
瀬戸市文化センター文化交流館