日本堂は
宝石と時計とメガネ。
その奥にはたくさんの色々な
お仕事があります。
最近多いのは、
親御さん、古くはご先祖様から
受け継ぐ
宝石の価値についての
お尋ねです。
従妹から預かった
荷物の中、
ごちゃごちゃしていて
「これは何?」と
わからないモノがたくさん。
その中から取り出したのは、
金やプラチナの指環たちです。
地金部分に〈刻印あり〉
の宝石たちは
リサイクルで
現金になります。
〈刻印無し〉だけれど
見た感じ、金の顔をしている地金や
純度がわからない
差し歯等は
分析に掛けて
細かく調べます。
これは日本堂の
無料のサービスです。
結果が楽しみ。
その他、
鼈甲や象牙など
貴重な材料のモノだけれど
需要がなければ
価値がつきません。
そういったものは
そのまま
喜んで使ってくださる方に
差し上げるのが
最大の価値になります。
再び日の目を見た
三味線のバチ。
お客様の嬉しそうな顔!
🍀
お母様の宝石を預かる
同級生。
どうしたら良いかの
相談を
娘さんも交えて
していきます。
ブティックを経営していた
お母様だから
いろんなモノを
たくさんお持ちで、
来る度に順番に、一つ一つを
整理している途中です。
彼女の発想が面白く、
「普段に使えるちょっと
アクセサリー的な指環にしたい」
、というリクエストです。
落ちて歯抜けになった
ダイヤモンドの変わりに、
アップサイクルで提供した
アメジストをセットしました。
アメジストの紫が
大好きなんだって❤️
安く直せたのも
嬉しかったみたい✨
月に一度、瀬戸に
里帰りするついでに、
コツコツと宝石を
使えるものにすれば、
たくさんの宝石たちも
自然に整理できてくるよ。
しっかり者に見えて
おっちょこちょい(笑)の彼女の脇には、
本当にしっかり者の
お嬢さんがついています🌸
若くて
宝石初心者だけれど、
「これは誰も使わないね」と
いう宝石に限って
一つずつ受け継がせて
もらえてるのがわかるから、
着け慣れてくると、だんだん
欲しくなって宝石が好きになるよ。
これも上手な
教育の一つだね。
子どもに宝石に
興味がなくて、
壊されてリサイクルされていく
数々を見てきたから、
娘さんたちが
宝石の良さを知ってくれれば、
きっと
残っていくもんね。
また、次の相談を
待ってるね!