名古屋友禅の勉強をして、
一から着物を作ってしまう友だち。
ご実家は
古き良き物が残るお家で
昔々の鼈甲のかんざしや
櫛等も、
着物の時には今でも
愛用しているそう。
そこにコロン、と残されていた
珊瑚の珠。
【お祖母さんが残した珊瑚を
何か形にしてほしい】
そういう希望で
ご来店されました。
〈珊瑚は身を守るお守りにもなるから〉
、という母心。
まず一番にしたかったのは、
お嫁さんへの贈り物仕立て。
「息子だけだったから
娘が出来たみたいで嬉しいの!」
、と結婚したばかりのお嫁さんを
とても可愛がっています。
ダイヤモンドのバチカンを着けて
ペンダントに。
底の穴にもダイヤモンド✨
そして、自分の中のためにも
ペンダントを一つ、お仕立て。
歌をうたう
ステージにも立つ彼女だから、
そこでも使えるように
ブラックラバーに通しました。
彼女の方は、別のデザインの
ダイヤモンドバチカンです。
うん。
いいと思う!!
このお仕立ては、
真珠用のかんざしを使用しました。
しかし珊瑚をしっかりと
留めるため、
珠に深く刺さるように
工房で芯を伸ばしてもらい、
さらに
珠の大きさに合わせて
隙間を緻密に計算して
作られました。
手先が器用な日本堂女子が
更に緻密に。
ダイヤモンドの埋め込みで
少しキラッ✨と光るのも
素敵な
デザインになりました。
お直しもいくつか。
いつもご一緒のご主人様は
今度
趣味の世界で、瀬戸に
御縁が出来たそうです。
自分が彼らを残し
同級生と和布堂さんに出掛けている間に
できたご縁だそうで、ビックリ!!
いろんな事が
不思議につながっていくことを
改めて感じた
一日になりました。