古いものが生きられる場所

義母が残した
ダイヤモンドリングの

リモデル相談に来た
ママ友。

数週間の後の
今日

素敵に仕上がったリングに
感動してくれました✨

昔はありがちデザインの
使いずらいほど立ち上がっていた

ダイヤモンドの高さ部分を
ただ、下げただけ。

サイズ直しと共に
直したので

スッキリと
指につけられて、

普段からいけそうな
リングに変身しました🌸

そして

「あまりにもキレイな
指輪になったから、

これを義理兄のお嫁さんに
渡そうかな・・・」と言い出しました。

聞いてみると、
宝石整理の時に

「宝石は
全部いらない。」と

そのお嫁さんは一つも
もらわなかったのだそう。

宝石整理では、
〈欲しい・欲しくない〉は

生前の関わりとも
関係する事が多いけれど、

あえて、一つは
持っていてもらいたいという

彼女の気持ちが
伝わってきました。

四万円弱の加工費は
自分で持って・・・。

なかなか
できないことです。

彼女の優しい性格が
伝わってきました🌸

そこに居合わせたのは、
名古屋から来ていたママ友。

「こちらは◯◯さんです。
こちらは◯◯さん。」

どこでご縁が繋がるか
わからないから、

ママ友同士を
ご紹介しました。

名古屋のママ友と出掛けたのは
近所の着物屋・和布堂さん。

見つけた、
子供用の帯!!

そうか、
こんな作りなんだなぁ~

、と見ていたら
作りたくなってきました。

切っても良さそうな
お値段の

たくさんの
帯があったので、

飾りと共に
色々と合わせて楽しんでいると、

横から友だちの
一言。

「五十年前に私が使った
子供帯をもらってくれないかな?」

写真で見せてもらった
その帯は、

とても大切そうに
見えました。

でも、置き場がなく
よっぽど捨てようと思ったけれど

踏ん切りがつかずに、ずっと
置いてあった帯なのだそう。

「じゃあ、私が預かって
孫に使わせてもらったらお返しします。

その時には貴女にも
お孫さんがいるかもしれないから。」

、という話に
なりました。

・リフレッシュ
・リペア
・リモデル
・リサイクル、は

宝石の作り替え業務の
基本だけれど、

宝石リモデルを
真剣に取り組み始めてから、

昔からの品々の作りの良さを
感じられるようになりました。

宝石に限らず、
着物や、家具や、色々な物にまで。

捨てようか真剣に
迷う古いものがあれば、

近くの友だちに
声を掛けてみたりして、

その品々がもう一度生きられる
場所を探すのもいいかも🌸、です。