年表の押しピン

日本堂の定休日は
水曜日。

週に一度。

子どもの頃に
「日曜日が楽しみで待ち遠しい」
みたいな感覚があります。

仕事が嫌なのか?
と云われればそうではなくて
、楽しい。

ただただ、目の前の事に追われて
身体を動かすうちに

あっという間に
時計が進んでいて、

振り返るとその
あっという間に流れてしまった

時間の速さに
驚くばかり。

その短い時間の中には
良いことも悪いこともあるのだけれど、

全部
時間が流していってしまうから、

上がったり下がったりする
気持ちも

いつの間にか知らぬ間に
リセットされています。

宝石の修理で来てくれた
クラスメイトと
そんな話になりました。

お年頃的に
いろんな役目も担っているから、

自分のことは
後回し。

忙しいから
〈自分〉の順番が下がっているだけ。

でも時折。

ゆっくりお喋りしながら
ごはんを食べたり、

気持ちゆっくり
散歩とかできた時には

それが
とびきりのご褒美に思える
自分が可愛い。

一生懸命やれることを
している今は、

きっとあっという間に
また、まとまって過ぎていって、

「あの頃は忙しかったけど充実してた」
、という

未来にいる自分にとって
懐かしい過去の時間に
なっている気がします。

その時を慈しんで
思い出せるように

歴史年表の押しピンとして
宝石を買うのは

未来の自分への
ご褒美にもなると思っています🌸