【ゼクシィ】

ゼクシィさんが
お店を見てみたいと
来店されました。

可愛らしい女の子。

たくさんの資料を
作ってきてくれて、

HPなどから日本堂のことを
たくさん知ってから来てくれました。
すごいなぁと思いました。

でも、

「日本堂とゼクシィさんとでは、
考え方の接点がない。」、と
伝えました。

ゼクシィが創刊する時に
声が掛かり、

数年お付き合いで記事を
出していた頃がありました。

それをやめたのには
理由があり、

再びはじめる
理由もないからでした。

このご時世に、
打ち上げ花火のような
宣伝はしない。

広告を出すのでも
電柱広告のような

地道に知ってもらえる
効果のあるものから、と
決めたばかり。

そう伝えました。

🍀

失われた10年と言われた頃に
育った質素な息子たち世代が今の
結婚適齢期だから、

親の気持ちになって
来店する若者を見つめます。

お金が掛からない方法。
予算に見合った商品を選ぶコツ。
良いものを安く買える商品の準備。

ゼクシィの中で並ぶ
たくさんのブランドと
ショップと華々しさ。

日本堂が
経験して失敗したこと。
考え方の違い。

複雑な気持ちで
話を聞いていました。

🍀

次回、また話をしに来たい、と
言ってくれたけれど

「これ以上、努力下さっても
申し訳ないだけだから。」
、と伝えました。

理由を全部話して。

そうなると
お互いが本音の話です。

「ゼクシィが〈お客様目線〉で
雑誌を見た時の反省点があり、
もっとお客様にとって

多様な選択が出来る内容に
しなければと、今まさに中身を
変えつつある」

彼女が
そんな話をし始めました。

【リモデルして
受け継ぐダイヤモンドを
婚約指輪に仕立てる】

そういうお客様が多いと
伝えると

「私のダイヤモンドもそうなんです。」
、と彼女が言いました。

🍀

話、というより討論。

接点を作ってまた来ます、と
帰っていく姿が健気でした。

聞く耳を持たなかった私たちに
話をもう少し聞いてみようかなと

思わせる熱量で向かってくる
若い女の子。

ゼクシィ。

どんな話に
進んでいくのでしょうか。