サイズ直しが出来ない
リングの、サイズ直し。
なぜ出来ないか？
それは、繋がった模様が
消えてしまうから。
買った所でなら
新品交換ですね、と
言われるリング。
でも、何十年と経てば
一デザインで
各サイズをいくつも
ストックしてあるメーカーさんは
無いのでは・・・。
そうなると
サイズ直しが出来ない
＝ 不要なリング 、です。
「お任せするわ。」
と言われて
模様が消えても良いですか？
うまく直せなくても良いですか？
リスクがあるので
尋ねます。
「いいよ、任せるから。」
結局、
工房に渡ったリングを見て
職人さんから
「本当はやらない事だから
上手く出来るかはやってみないと
分からないけど、良いですか？」、と
連絡が来ます。
【このお客様なら大丈夫だから】
、と伝えて初めて加工が施されます。
縦に切ったけれど
自然に模様をつなげる風で
見た目変わらず
これなら
満足してもらえそうです。
お昼に
「フレッシュジュースを飲もう！」と
いらした先輩と入った
八百屋さん併設のお食事処へ。
柑橘の搾りたてを
いただきました。
ここのお姉さん方とは
古い古いお付き合い。
「ちょうど、ダイヤモンドがゆるんで
行こうかなぁと思っていたところ。
そう思ったから来てくれた んやら？」
そして
「お任せするで、直しておいて。」
大事な1カラット以上もある
ダイヤモンドリングを
そのまま手渡されました。
朝一番のお客様は
いくつもオーダーメイドの
宝石を作っていらして、
「まぁ、こんな感じで任せるわ。」
こだわりの部分はこだわって、
その他の部分は
任せてくださいます。
【信頼関係があってこそ】
いくつかあった
今日の出来事。
お客様が
日本堂を信頼して下さって
自分も
お客様を信頼しているから
だからこそ
任せてもらえる。
やらせてもらえる。
出来ることが多いのだと
改めてありがたく思います。
遠い所から
直したリングを取りにみえた
先輩。
長い時間
お店にみえたのに、
帰った後のテーブルの上に
リングが忘れてありました。
きちんと
預かっておきますね(笑)
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