お店に行くと店先に、
おかあさんが活けた
梅の花が咲いていました。
ある時にCDをもらいました。
そこには
新島襄の漢詩の歌が入っていました。
庭上一寒梅
笑侵風雪開
不争又不力
自占百花魁
、歌詞カードに並んだ
漢字だらけの詩が
どんな歌になっているのかを
楽しんで聞きました。
ていじょうのいちかんばい
わろうてふうせつをおかしてひらく
あらそわずまたつとめず
おのずからしむひゃっかのさきがけ
、と歌っていました。
好きになってしまい
車に乗ると
聞いてよく歌いました。
今週になって
咲き始めた梅の花を
ちらほらと
見かけるようになりました。
庭先に咲いた
早咲きの梅
風や雪を笑顔で耐え忍んで
咲いています。
誰かと競い争うのではなく
力んで無理をするのでもなく
自然なさまで
あらゆる花のさきがけとなる・・・
病室にいた父に
人の庭先に咲いた梅の花を
手折って見せたいと思ったのを
我慢した春がありました。
生きていれば
今日で84歳。
いつまでこんなことを
思うのかなぁ~。
梅の花の言葉は
目標でもあるし
切ない花でもあります🌸
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