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最後の一滴

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お店で
動くだけ動いて
お茶のお稽古では
静けさの中で。
お邪魔してすぐに先生が
玉露のお煎茶をいれて下さいました。
お茶は
身体に染み込んでいくような
優しい甘味。
「最後の一滴が美味しいのに」
急須から最後の最後。
残った一滴滴り落ちる、
お茶碗にポトンと落ちる、
その一滴のこと。
先生が言われた言葉に
ドキッとしました。
お茶が一滴たれる、
その時間を
私は待てるだろうか・・・

慌ただしいからこそ
気持ちの余裕を持つ
そんな心がけが
大事になってくる。
今の自分を振り返った
気づきの言葉になりました。

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