今日は二人のおばあちゃんの話。
一人のお祖母ちゃんは三重県から
電車を乗り継いで 乗り継いで
瀬戸までやって来ました。
「ここで腕時計を買ったから電池交換しに来た」
と言います。
ソーラー電池だから
電池交換の必要は無かったのに。
本当は、ここでメガネを作ったお孫さんの話を
聞きにみえたんですよね。
娘さんはきっとお母さんが心配するから余分なことは
言われないんだと察します。
メガネ担当が話す話を
一生懸命に聞いてメモを取っていかれました。
手土産の菓子折の袋がシワシワになっていたと聞いて
一生懸命にここまで来られたんだと
切なくなりました。
もう一人のお祖母ちゃん。
時計のベルト交換でおみえになりました。
お祖父ちゃんと色んな事を
言い合いながら、
真珠のショーケースを覗いて
「孫は持ってるかなぁ〜」とか
言いながら。
そして
お相手したスタッフの手に無理矢理 握らせた【百円玉】
「これ、〈つなぎ〉。また来たいから」。
帰って行って
すぐに電話が入りました。
「孫が持ってないって言うから 今度 行くでね」
さっきまで
【ニシムクサムライ】にしかお金が入らんで、と
年金生活の話をしていたのに、
「15万円持って買いに行く」という話に
替わっていました。
孫のため
お祖母ちゃんの愛情は大きい。
逆に
こんな風に育ててもらったのかと
自身を孫と例えてしまう自分。
懐かしい気持ちになりました🌸
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