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ずっと先の腕時計

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時計部門の男子、
時計メーカーの視察招待でドイツに行っています。

新しい色々な事を見聞きして、
お客様にたくさんのお土産話を持ってきてくれそうです✨

さて、そのお留守番を任された
日本堂女子たち。

住み分けで宝石のことばかり
しているものだから、
昨日は朝からみっちりと時計販売のお勉強✨

技術的な事は男子に任すこととして
販売手続きのイロハを習いました。

ずっとお店にいるのに、
店員として
腕時計をあまりじっくりと
見てこなかった事に気がつきます。

二年前

息子が初就職の時に
オメガの腕時計を買いました。

学費として貯めて残ったお金と
小さな頃から息子名義でためた貯金からです。

小さな頃から、お年玉をもらっても
子供たちには渡さず、
買いたいオモチャも1個だけ。

そうやってコツコツ貯めたお金を使うのに、
不思議と抵抗がありませんでした。

現金は、あると回してしまう。
一生懸命に貯めた子供のお金だけは
手をつけずにいようと誓って置いておく。

でも自分で稼ぐようになったら
いつのタイミングで使う・・・?
家庭をもったら親が出るのもおかしいし・・・。

ずっと、大人になって歳を取って
おじいさんになっても使えるもの。

一生に一個
大切に使ってもらえるもの。

「就職をする今かな🌸」

【オメガの腕時計】という形にして
本人に渡しました。

まだまだ公で着けるには自分は年が若すぎる、
と今は着けてはくれません。

親の気持ちとして、
息子が自分の年齢になった時に

この時計を一本持っていることで
小さな心の支えになるといいなと
思っています。

腕時計を買ったことで
そんな気持ちのお客様もきっといるはずと
気づかせてもらいました🌸