絵本

娘の頃は気に入った絵本を
集めるのが趣味でした。

ずっとそばにある
その絵本たちは

産まれてきた息子たちの
お気に入りになりました。

毎夜小さな頭が
放射線状。

一人一冊ずつ選んだ絵本を
腕を上に伸ばして読み聞かせ。

三冊ぐらい読み終わる頃には
みんな寝落ち。

子どもたちの髪の毛の匂い。
湯上がりの香りが大好きでした。

絵本は今でも
大切に

我が家の文庫として
壁に並べてあります。

カメラ好きのE様が
毎年

ご自分の撮った写真で
カレンダーを作られており、

頂いて
お店に張ってあります。

お店の分と
もう一冊、

瀬戸の先輩が若い頃の
知り合いだからと

「渡してください」

言付けをもらっているので、
お届けしています。

今年はカレンダーと一緒に
絵本がありました。

お手紙が
添えてありました。

この絵本は
Eさんと娘さんの物語でした。

先輩に絵本を郵送すると
連絡が来ました。

「こんにちは。絵本とカレンダーを
受け取りました。可愛らしい絵本で、
読ませていただいた後で、
金城学院幼稚園に持っていこうと
思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。」

、と。

そして、Eさんとお電話で
話をされたという連絡も来ました。

幼稚園には
一緒に働いていた
先輩もおり、

ここで先輩同士が
絵本を囲んで

お話をされている姿を
想像しました。

Eさんの作った絵本が
みなさんをつなげて

さらに

この絵本を幼稚園で手にする
子どもたちが

主人公の女の子に
気持ちを馳せることを想像したら、

そういった感情一つ一つが
血や肉の一部になって

年輪として残って
大人になるんだなと感じました。

この素敵なクリスマス飾りも
Eさんから譲り受けたもの。

日本堂のクリスマスを
彩ってくれています✨