着物とサングラスとお稽古

今日はお茶のお稽古があるので
着物を着て接客。

朝一番、

お友だちのご夫婦が
サングラスを買いに
来てくださいました。

手術が成功して
良かったですね。

目の保護、そして、
視力回復によって

メガネを掛けなくて
よくなったご主人様。

けれど、

当たり前だった
メガネ姿で無くなったことの
不自然さ、

それに慣れなくて、
何かを掛けていたい?!という
ご希望。

なるほど。

目薬によってバサバサと
音がしそうなほど

濃く長く伸びた
ご主人のまつげが
なんともうらやましい。

着物。

まだまだ上手に着られなくて
慣れる段階。

お稽古場で
先生に直してもらいます。

🍀

先日、お店の中の
大掃除をした時に、

宝の持ち腐れを無くそうと
整理したものの一つ。

きっと明治時代の
モノじゃないかな。

小さな小さなサイズの
おちょこ。

これは
お煎茶に使えるかも・・・。

先生にお見せしたら
喜んで下さって
使っていただけることに。

底を透かしてみると、
髪を結い上げた女性の顔。

戦前の瀬戸市には
こんなことが出来る

技術があったことに
驚きます。

他のおちょこにも
それぞれ別人の女性の顔が。

明治時代。

贔屓の芸子さんのために用意した
旦那様が
お金を使って作ったのか?

芸子さんに合わせて
杯を変えたのかな?

色々と思うと、なんとも
素敵な配慮と気遣いを感じます。

そんな推理をしていたら、
先生が出してきたのは、

お若い頃の
先生の花嫁姿。

暑い寒いの話から続く
いつもの何でもない会話が、

心を癒して
豊かな気持ちになるのでした。