円安。金の高騰。

今回、海外に出掛ける時に
セントレアで

円をユーロに
換金していきました。

手数料を含めると、
1ユーロが170円。

「ユーロが高過ぎやしませんか?」
、と聞いた程です。

この【1】という数字が
海外のメニューで

パッと見
安く思えても、

実際を円で計算すると
すごいことに。

日本では
0,◯◯ユーロの世界に
生きているんだと実感。

この日。

博識のご夫婦と
話をしていて、

高度成長の頃を
知らない若者は、

物価がどんどん上がる
経験が無いから、

どうなるかときっと不安だろう、
と仰いました。

昭和40年頃は初任給が
〈1万円〉だったと
聞いたことがあります。

今では
一ヵ月一万円では
生活が出来ません。

徐々に全体が上がっていって
今に至る、

その時には
昭和の皆さんは

怯えていたのかな?と
聞きたくなります。

モノも上がる、
お給料も上がる、

バランス良く
行っていたのかな。

感じることの
もうひとつ。

金地金のこと。

この紛争が拡がる
世界情勢の不安定な中、

安定資産の金の値段が
グングン上がっています。

1g13,000円を
越したり引いたりの世界。

雑誌の宝石。

金のチェーンにダイヤモンド。

素敵だけど、
値段がビックリ。

書いてある数字を
数えると

30,000,000円を
越しています。

モノを輸入に頼る
日本では、

円安の影響と
金の高騰で、

ジュエリーの値段が
グングンと上がってきています。

海外から帰ってきて、
日本堂の宝石を見た時に

直感的に
「安すぎる」と思いました。

海外から来たのなら
買っていくな、と。

食べ物、飲み物、洋服、家具、

2つの国の
いろんなお店で

いろんなモノを
見てきたけれど、

どれも
「高過ぎる」。

でもコレが世界基準なら、
今、

日本だけがモノが
安過ぎる。

日本の宝石が狙われても
仕方ないと思ってしまいます。

リアルな物価が
世界基準だからと

肌感覚が
日本基準な中

不釣り合いなことを
私たちがしたら、

一変にお客様に
嫌われてしまいます。

だから、各お店さんの努力で
日本基準をなんとか保ちながら、

実質の世界基準の物価高で
仕入れなどで悩む、私たち小売り。

世界の中にいて、
日本はいい国なのに、

国自体の弱さを
肌で感じます。

新しい
ジャンニ・カリタのリング。

眺めた雑誌の
デザインに似ています。

でも、

何千万円という
お値段ではありません。

何十万円の
お値段です。

私たち小売りは
お客様のため。

努力で
越えられるところまで
頑張って、

日本が世界の中でせめて
普通の立ち位置にまで

上がるのを
じっと待っています。