帰途。
キプロスの空港
チェックインカウンターで、
「飛行機が遅れているから、
経由地のドバイからの
成田行きの乗り継ぎ便には
間に合わない」、と言われました。
日本語なら内容まで詳しく
聞けたかもしれないけれど、
どうすればよいかは行った先で
聞くことにしました。
ドバイ空港に着陸して
成田行きのゲートまで行ってみると、
あれ?!
たくさんの人・・・。
これは次の飛行機に
乗る人たちなのか?
それとも
行ったはずの飛行機便の
人たちなのか?
どんな状況かが分からなくて、
尋ねようと思っても
それで並ぶ人の
列が長い。
ようやく人が流れて、
ゲートを入ろうとしたら止められて、
どういう状況でここまで
来たのかを尋ねられました。
何でもいいので
疲れた母も一緒だから
とりあえず乗れるのなら
今から飛ぶ飛行機に
乗せてほしいと
お願いしました。
乗る前。
飛行機チケットを
一緒に取ってくれた幼馴染みには、
「よくわからないけど
成田まで行けるみたいだから
乗って帰ります」と
メッセージを入れました。
十数時間後。
成田に着いてケータイの
電源を入れると
彼女から
すごい数のメッセージが。
大丈夫なの?
どこにいるの?
乗れてるの?
乗れてないの?
心配してる!
大変なことになってない?
無事ならいいけど、・・・と。
着いたよ、と
報告して
次の日に顔を見せに
会いに行くと、
彼女が笑い泣き?!
知らなかったの??
すごかったんだよ、と。
https://youtu.be/MQ1Hhosmv4E?si=3-Jc5dAJnxma2wdH
見せられたドバイの大嵐での
洪水のニュース。
「貴女、災害に
巻き込まれていたんだからねっ!」
、と言われて
びっくりしました。
変更されて手に持っていた
本来のチケットは、
次の日の
フライト。
その飛行機は結局飛べずに
欠航したらしい。
ドバイで待つかどうする?
と言われた時に、
迷わず日本に帰ると
決断して本当によかった。
待たなくてよかった。
でなかったら、数日
ドバイで足止めで、
まだ
帰れていませんでした。
たしかに・・・
航空会社から
「ドバイ空港には行かないで下さい」
、という連絡や
「チケットを見せれば
エリア内のカフェは無料」
、とか
きっと通常ではない
メールが入って来ていました。
それでも、
災害に遭っている場所に
自分がいることを
全く気付かずにいた自分は
呑気です。
他にも荷物が届かない
乗客も多くいたようで、
私たちも同じく
身だけで帰った人でした。
未だ届かない荷物の事で
現在進行形で心配してくれている
幼馴染みと
やり取りをしていると、
起こったことや未解決な事が
まだまだドラマチックで、
旅が続いているような
気持ちになります。