「うちの家の庭に、
この木がほしいなぁ。」
高校購買の前に
ちいさな芝生があって、
こんもりとした
キノコのような形をした
木が一本、
植わっていました。
高校時代。
お昼放課に購買に
パンを買いにいった時に、
クラスメイトが呟いた
一言。
そんな思い出話を、今週
友だちと話をした次の日。
用事があって
空港に行って来ました。
最近、
不思議に思う事があります。
例えば思っていたら
その人から連絡が来たり、
考えていることを話したら
ちょうどその事で相手が迷っていたり、
連絡をしたら不思議だと言われて
私のことを思っていたと言われたり。
言霊。
言葉には魂があって
言葉に吸い寄せられる物事があるから、
不吉な言葉を
絶対に口にしないでね。と
小さな息子たちに
伝えていたのは、何となくで・・・。
でも、最近は
〈言霊〉どころか
思っていたらその通りになる
〈思魂〉?
みたいな事が多いことに
驚いています。
「大正生まれのお祖母さんが
子どもの頃に着たものだから、
明治時代のものかな。」
知人がいらないという
この古布を見た時に、
「あー、あの市松人形に似合いそう・・・。」
20年以上も前に
クラスメイトのお家に飾ってあった
市松人形を
思い出したのでした。
先日あったクラス会で
その話をしたら、
その子が
ビックリしていました。
お義母さんが作って着せていた
着物も色褪せて今年、
その人形を
供養に出そうと思ったけれど
思いきれなくて
やめたこと。
そしてこの子をどうしようと
思っていたことを。
昔々の細い絹糸
ちりめんの着物。
洗ってほじいて
アイロンを掛けて。
大きくて生きているみたいな
可愛いお顔の市松人形。
着せたらきっと
似合うだろうな🌸
彼女も
同じ事を言っていました。
「見た瞬間に うちの市松人形を
思ってくれたなんて。。
そういう事があるんですね。
不思議だし、 有り難い。」
お休みの水曜日に出掛けたのは
空港。
すっかりクリスマス。
この空間が大好き。
ホッとします。
空港に来たら空港ピアノを弾こう。
セントレアに【ひこうピ】という
ピアノが置かれた時に、そう思ってから
数年は人影がない時を狙って
ひこうピを弾きました。
下手だけど練習をして
、暗譜した校歌。
ところがこの日
空港がしっかりと賑わってきていて
少し恥ずかしかったから
ゆっくりピアノに近づいて
ふっと横をみた時。
この白く塗られたグランドピアノの
寄贈者の名前に気付きました。
あれっ・・・
木が欲しいって言っていた
クラスメイトと同じ苗字。
もしかしてこのピアノは
彼女が弾いていた・・・?
そう思いながら
つっかえつっかえ校歌を弾いて
胸が
熱くなったのでした。
今週はたくさんのクラスメイトと
交流をして、会えなくてもみんな
それぞれのところに
いるんだなぁと思った出来事。
ボランティアも終盤。
たくさんのご縁を頂いた
母校。学校坂道です。