新幹線で隣り合わせて結婚に

メガネの受け取りでご来店された
いつもチャーミングなお客様。

「夫婦で石垣島で
ダイビングをしてきたお土産!」

グァバのジャム❤️

おしどり夫婦で
いつも仲良し。

どんな時も
楽しく一緒にいて、

〈長年寄り添ってきた〉
というよりは、ずっと

〈新婚さん〉っぽいお二人。

このお二人が
どんな出会い方をしたのか
聞きたくなって、尋ねました。

聞いて驚いた!!

「新幹線の席が隣同士になったから、偶然。」

昭和の時代は
インターネットもケータイ電話も
なかったから、

偶然の【会う】には、
その次がない。

だから、今では考えられない
その時だけの二度とない縁。

付き合っていたって、
シンデレラエクスプレスの
CMが流行ったみたいに、

【次】というのはしばらく先で、
声も聞けずで切なくなる・・・。

そんな時代。

彼女は、どんな風に話しかけられたのかを
覚えていないくらいに、

自然に隣り合わせた青年と
話をしていたそうです。

その青年と結婚する、
なんて思わずに・・・。

彼は彼で、
隣り合わせた彼女に

声を掛けようか、
30分ほど迷ったそうです。

東京から名古屋までの
距離だから、

チャンスは
ほんの短い時間だけ。

勇気を振り絞って
声を掛けて、

家の電話番号を教えてもらって
電話を掛けて

あらためて再会をしてそして、
お付き合いが始まったのだとか。

えらいです・・・。

だって、いつもニコニコ
彼女の横にいて、

ただ静かに微笑んでいるような
そんな方と知っているから、

その時。

どれだけの気持ちで
声を掛けたのかが、
想像出来ないくらい・・・。

【一期一会】

今の時代は便利で、
いつも人と繋がっていられるけれど、

昭和、そのずっと昔から、

その時にしかつかめない
出会いの繰り返しで暮らしてきた

そんな不便な時代の方が
少し輝いて見えるのは、

偶然にも両方経験できた時代に
生まれてきて、

それが名残惜しい
気持ちになるからかな🌸