置く場所によって

宝石を扱っていて思うのは、
リモデルをされた宝石が下の世代に渡されて着ける人が変わると、
宝石も別の輝きを持ち始めるということです。

それが不思議だなぁと思っていたけれど、
「なるほど、そういう訳か!」と思い当たる出来事が、今日ありました。

先週の水曜日にはお店の大おばあちゃんの法事がありました。
その午後には普段着に着替えて、ご近所に住む友だちのところへ。
昔住んでいた祖父母のおうちを取り壊す事になって緊急の整理整頓SOSでした。

生活をしていたそのままのところを、残った彼女一人で片付けるのはとても大変。
第一段は大きな倉庫を2つ。
片付け作戦第2段の今回は本体のおうちです。

50年以上前の家の中にはたくさんのモノ。全部壊してしまうので、もったいないと思うモノは尋ねます。
「これは、もらってもいい?」

「こんなの持っていってどうするんですか?」
「いやいや、こんなに素敵なモノはないですよ✨」。
そんな会話になりました。

宝石もそう。
「こんなの、絶対に着けないよ!」、と思ったモノでも、
他人の指には「いいね!似合う!!」というモノがあります。

だから。宝石はとくに。
一人で整理整頓するのはやめて、周りの人に相談してから処分をするとよいですよ。
もちろん、日本堂ではいつでも相談に乗るので、迷わずにどうぞお持ち下さいね🌸