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新型コロナが生む時間

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思い出すのは
市民プール。
それぞれ
0歳の赤ちゃんの両腕に
浮き輪を着けて
朝一番から
炎天下の冷たい水の中。
気持ちの良い 子ども用プールに浸かって
何でもない話をたくさんしました。
もちろん親子して
真っ黒。
その子たちも二十歳。
親は20年経っても
何でもない話の続き。
久しぶりでも。
住む場所が遠くになっても
いつも自分がここにいれば
会おうと思えば会える。
昔と変わらない時間が
永遠にある、感じ。

新型コロナウイルスで
お客様が少なくて
長い時間、
ゆっくりとした時間が流れました。
朝、メッセージが来ていました。
イタリアのアレキサンドラから。
「明日19日は私の誕生日。みんなでお祝いしたいのに・・・もうちょっとの我慢で叶います様に。」

「日本はもう19日。海を越えておめでとう!今はそれぞれの場所で我慢。キスやバグが出来る様になった時には祝おうね!」
新聞には
AFSで留学していた子どもたちの
早期帰国のニュース。
YFUの留学生にも
同じ決定がなされました。
辛い決定です。
そして延期の知らせがあった
息子の大学入学式。
そして今日の知らせに
驚きました。
『春学期は全てオンラインによる
遠隔授業で実施。原則自宅からの履修。』
『秋学期以降、情勢か落ち着いたら
キャンパスで通常の講義形式とする。』
・・・ここまでウイルスの影響が及ぶとは。
学校も苦渋の決断。
健康と安全が第一。
たしかに、そう。でも。
知らせを聞いて
意見を交わす若者たち。
「こういうの僕、生きてるって感じがする。」
ケンケンガクガク
意見が交わされる中で
呟いた息子の言葉。
そんな風に思うのか・・・。
まずは一人一人。
目標を定めて
勉強を再開したようです。
病気のことなんか
考えた事がない。
世の中がこうなってしまう
経験もない。
でも
戦争と言い換えられる
このウイルスで
ゴタゴタしていた世界が団結して
ひとつになろうとしているのかな?!
地に足着いた心配を
しないといけないのに
頭のネジが外れているような
トンチンカンな事ばかりが
頭に浮かんできます。
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