今日、成人式の二十歳の娘さんが
振り袖で来てくれました。
お母さんと一緒です。
中学二年生の時に
学校で悩んでいるときに
泣いている娘に
どうしてあげることも出来ずに
母親として考えて出した答えが
「自分がしっかりしてその姿を娘に見せる」
だったそうです。
決めたことが
【成人式の着物を自分が作る】
そこから
染め付けの先生の門戸をたたき
一からの手習いで
反物に絵を描くところから
始めたそうです。
そして六年後の今日。
素敵に素直に育ったお嬢さんの
二十歳の晴れ着✨
お母さんが 14歳から20歳まで、
六年もの時間をかけて
一から作った振り袖を着ていました🌸
お嬢さんが
悩んでいなかったら
お母さんが
背中を見せると決めなかったら
この世にない振り袖・・・
そんな風に思えました。
着物を引き立てるために
お嬢さんが選んだのは
シンプルな〈松竹梅〉の帯
お母さんと相談して手作りした
髪飾り
目を細めて
お嬢さんを見守るお母さん。
すごいです。
お母さんの背中を見ながら
素敵なお嬢さんになられたんですね。
お嬢さん、
とても良い成人式を迎えられて
良かったですね。
長い長い【着物の物語】の
今日は
最終回を飾る日なんですね🌸
心より
おめでとうございます🌸
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