娘さんが国連でお勤めをしている
おばあちゃん。
私たちは
【国連のおばあちゃん】の話が
大好きです。
この間はバス停にいて
瀬戸の方言(瀬戸弁)を研究している
富山大学の学生に声をかけられたそうです。
「もしも窓越しに校長先生が外を通りかかったら
何と声をかけるのか?」、と聞かれて
『行かっせる』とか
『行きゃーす』とか。
でも『ほんな事』『いらんこっちゃ』。
『ほでしょ?』
瀬戸弁ネイティブのおばあちゃんに出会えて
学生さんも嬉しかっただろうなぁと
内心思いました。
瀬戸の人は
【口】は悪いけれど
【腹】は無くて、
強い口調だけれど
明るく楽しくそう言うおばあちゃんの話に
周りが笑います。
おばあちゃんが嫁をしていた時代は
男尊女卑が強くある時代。
ご主人には外にいい人を作ってもらって
留守で子育てをした方が良いと 思っていたそう。
「子供たちは母一人で育てたんよ。」
と言うけれど
おばあちゃんがすごいのは
月に一度【父の日】を作ったということ。
父と娘たちが出掛ける日です。
ワタシは
色のついた飲み物と甘いものは
絶対に食べさせなかったんよ。
ソーダやケーキを食べさせてくれるのは
お父さんだけ。
そうやってお父さんの値打ちを上げたんよ。
まだまだ外国に日本人がいない時代に
テキサスで暮らしていた時、
【妙にしっかりしようとするとダメ】だと
感じたそうです。
「それで
自分が縛られる
動きが悪くなるんよ。
来るものは来い。
なんでもいいわ。
そう広げると動きやすいんよ。
色んなことやりながら
対処方法を変えるんよ。
立場を変えて色々興すんよ」
力強い内容に驚くばかり。
目の前は
瀬戸弁を喋る小さなおばあちゃんなのに。
こんなお母さんに育てられた
【国連お嬢さん】に会ってみたくなりました🌸
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