『 長男のお嫁さん』のことを
【ねーさん】と呼ぶのは瀬戸だけでしょうか。
ねーさんは
家の切り盛りをし
嫁として親に仕え
商売では要の部分を任され
数十年経つ間に 次第に【ねーさん】の風格を
身に付けていきます
最近、【ザ・ねーさん】と呼んでも良さそうなお客様と
仲良く お話できる様になりました
仕事の合間に宝石の用事をしに
お店にやってきます
宝石の整理整頓です。
出てくる宝石は
見事な貫禄があるものが多く
そのほとんど使っていないと言います
話を聞くと
同居している90歳過ぎのお姑さんが
宝石収集家だったそう
先日は大きなサファイアのリングを
ペンダントトップに加工しました。
オメガチェーンに着けて見せたら
お姑さんがすごく喜んだとか。
今日は第2段
ダイヤモンドのリングを同じ様に加工する依頼です。
サバサバしたねーさんは
お姑さんに言ったそうです
「いつか あげる あげる と言う位なら今、
直接あげなさい」。
その言葉に促されて
大事なものはお姑さんの手元に残しつつ
それ以外の宝石の一部を
娘さんやお嫁さんやお孫さんらを呼んで
渡されたそうです
「ずっと仕えてきたのに
いつの間にか 色んなことが言えるようになっちゃって
私、鬼嫁かしらんね」
きついことを言っても 相手の事を想い、
そして
心に毒を持っていないから
言葉の奥のものが 人に伝わるのだと思います
だから
お姑さんも 何だかんだと言いながら
お嫁さんの言うことを聞き 感謝されているのを
話を聞いていて感じました🌸