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国連とおばあちゃん

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背中を丸めて入ってきた
小さなお婆ちゃん。

昔から日本堂さんと縁があるんよ、と
言いながら袋から出したのが
大きな金貨2枚。

珍しいメキシコの金貨なので
どこで手に入れたのかを
尋ねました。すると

昔若い頃、
メキシコに近いアメリカ側で
仕事をしていて、

女の子を産んだら
この金貨を13枚持つと良い、と言われて
娘さんが生まれた時に買ったそう。

瀬戸のおばあちゃん〜といった
雰囲気なのに、その時代に
海外にいたなんてすごい!

そのお嬢さんがスイスにいて
国連に勤めていると聞いて
更にびっくりしました。

国連に興味をもって聞くと、

テキサスの田舎の大学にいた時に
国連の日本人の募集があり、
その大学にいた唯一の日本人だからと
就職試験を受けたそうです。

面接で
英語にテキサス訛りがないね、と言われて
「訛れます」と方言を喋った時に
わっ(笑)とわいたんだとか。

「頭が良いだけではなくて
職場をなごませる雰囲気がある」
とお勤めが決まったそう。

もう一人のお嬢さんも
その子からの繋がりで
JICA の募集を受けて
今は帯広にいるそうです。


おばあちゃん、お話から
一人暮らしのような。

電車とバスを乗り継いで
来てくれたのだと思います。

遠くにいるお嬢さんの
かわりにはなりませんが、
また一緒に腰掛けて
たくさんのお話が聞きたいです。