リモデルは知恵の出し合い

宝石のリモデルは、
宝石の価値を高める作業です。

価値を高めるということは、
他所に高く売れる
という意味ではありません。

日本堂が考える
その価値とは

【自分にとって
使える宝石になること】

です。

高齢になり

短めのネックレスが
着けにくくなったお客様。

まだまだ
お洒落がしたい。

スタッフがそんなお客様と
話をして知恵を出したのが、

デザインネックレスを
指輪としてお仕立てする事。

チェーンのカジュアル感が
とても素敵な指輪になりました。

お洒落なお客様は更に
金の指輪を購入され、重ねづけに✨

正に

知恵の出し合いで
世界にひとつの

素敵なジュエリーが
出来上がりました。

🍀

価値の高さが
自分自身のためだけに
あるのならば、

その本人にとって
最高のリモデルなら

そればリモデルの
成功です。

同年代のお客様。

【最後の最後まで使いきること】
を目標に出したアイデア。

地金を宝石から外して
売却した後に

裸で残された
宝石の利用について。

最後の最後まで
リモデルの知恵を
出しきります。

カメオのブローチが
3つもあり

使いきれないという事で、
順に宝石整理。

周りの金地金を
売却されました。

遺されたその
カメオの女の子の顔が美人で、

これをなんとか
使えるようにしたい!と
思いました。

大切なことは
本末転倒にならないこと。

使わないから処分したのに
それにお金をかけないこと。

だから
やれる範囲は狭い。

外注に出せば
料金が高い。

金やプラチナを使えば
お金がかかる。

どうしたら蘇るのか?

ふと

お客様がセーターにしている
クリスマスブローチに目が行きました。

そうか!

ブローチではなくて、
タイタック風に針を立てれば
いいんだ!

マザーオブパールへの
彫刻であるカメオの裏側は

平らではなくて
かなりのカーブがあります。

そこに安く
安定した針を取り付けるのに
出した知恵は・・・。

『画ビョウ』と
バカにすることなかれ。

使えない宝石が
胸元に復活すること。

諦めた宝石が
再び使えるようになること。

その宝石が
自分自身にとって
使いたい宝石となり

【価値を持つもの】に
変わること。

それが日本堂の
リモデルの目標。

眠る宝石、
捨てられる宝石が

また

陽の目を浴びることが
とても嬉しくて

その喜びを
お客様と共感できる時間が
とても楽しい🌸

お客様と宝石の整理を
したいばかりです❤️