社会人になる前に、と
末っ子が
インドへ一人旅をした。
飛行機で
ムンバイへ
寝台列車で
ニューデリーへ(片道18時間)
バイクで
リシケシュへ(往復10時間)
宿も決めず、チケットも取らず、
事前に決めたのは行先だけ。
無事に帰ってこれて
本当に良かったと思う。
感想は、
「インドの人たちは温かかった」
インドで最も貧困と言われている場所で
stay alertと教えてくれたおじさん。
周りは100%インド人。
観光客の姿がなく、行く先々で
一緒に写真を撮ろうと言われる?
汽車の切符がアプリでしか買えず、
困っていたら代わりに買ってくれた人がいて、
お金も払ってくれた?
ホームが停電したら
駅員がリンゴをくれた?
電車は扉が開いたまま
走ってるの?
高速道路で
逆走の車がいた?
バイクが故障して
助けてもらった?!
インド人7人と
相部屋で寝たの?
ガンジス川の源流まで
行ったの?
洪水の後と知らずに
山に上がったのね?
インドもネパールに近いと
自然豊かに森があるのね!
細くて暗い道へ案内されたけど
ちゃんと近道だったのね?!
インドには人が溢れ返っていて
道には車とバイクが入り乱れていて
常にクラクションの音が
うるさかったそう。
高層ビルの下には
スラム街。
古い町と新しい町。
どの町も生活をしている場所。
着ている服を見れば、
日本のとは比べものにならないほど
貧困が激しく、
生まれ落ちで人生が
決まってしまうのが
インドの現実なんだと
感じてしまったそう。
インドにいて〈宇宙の金魚〉が
頭に浮かんだんだよね、
『地球から宇宙に持ってきた
金魚は泳げない』けど
『宇宙で産まれた金魚は
宇宙で泳げるんだよね』、と。
インドに馴染むのは
相当大変なことの彼の例えでした。
でもインドの人の
情の深さや素朴さや人の温かさを
感じてしまったら
インドがまだ
これからの国で
純粋に一生懸命に仕事をしている人が
作る国なのだから、輝く未来があるはず。
自分が若い頃に見た、
似た風景の話を彼にする。
1989年。
マレイシアの道路の看板に
『2020年には先進国の仲間に』
、と書いてあって
その当時は
「そんな訳ない」って
思った話。
『Malaysia 2020』という
キャンペーン。
街が古くゴチャゴチャで
観光客もおらず
マレーの人たちが怖く見えて
怯えていた頃。
今の美しいマレイシアからは
想像できない。
もしかしたら
40年後にはインドも
マレイシアみたいになっている
かもしれないね。
若い頃の経験は
人生の糧になる。
わかるけれど
今回は無事で幸運だった。
無事に戻ってきてくれて
ありがとう!!!
またそのパワーを
分けてちょうだいね!!