お洒落さんたち

日本堂で働いて
刺激を受けるのは、

上手におしゃれを
楽しむ人たちから。

「そうか、
こうやって楽しむものなのね」

、と気づかされます。

それはお金を
使うことではなくて、

自分の見せ方や自分の好みに
囲まれる喜び等、

色んな角度の
楽しみ方です。

午前中にご来店された
お洒落さんは、

自分の持ち物に
妥協がない。

コレが自分の必要なモノだと
思った時には

衝動買いにならないように
何度も足を運んで、

その時々の見えかたから
研究?されます。

その徹底した考え方は
見習うところ。

🍀

お昼にご来店された
お洒落さん。

ずっと
お洋服のおしゃれを
楽しまれている方です。

宝石は高額なものだから
生活の中から出費するのは
大変です。

でも、これは自分にとって
必要モノだと感じれば

それをこころで
温めておいて、

ある時、

思いがけずに入ってくる
お金があった時には

それを
その必要なモノへと替えれば

お金の価値が
より、上がるという考え方を
お伝えしました。

それは
冠婚葬祭で使ったり

今時はファッションで
お洒落につけられる

黒蝶真珠の
ネックレスだったり、

よそゆきの
腕時計だったり。

🍀

瀬戸のお洒落番長の
お姉さまも同じく。

今時の事を教わります。

ずっとお店にいて、
今のトレンドが分かるのも
お姉さんのお陰です。

話はまるで
お洒落教室。

宝石に限らず

色んな事を
教えてくれます。

若くして
ご主人が亡くなり、

次の世代の事を考えて
〈お墓を持たない〉と

永代供養を決めて、
それは京都のお寺で。

京都に行けることを
ポジティブに考えて
御参りをされています。

そして

フィルムケースに
少しだけ粉にしたお骨を持って
出掛けたのは、

海外に出張が多かった
ご主人の思い出の場所へ。

ロンドンのテムズ川

パリのセーヌ川

中国の万里の長城

それぞれの場所で

一匙の粉が
ふんわりと空に舞うのを
見届けたという話。

お洒落さんからの
学びが多かった一日でした。