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父の指輪してイタリアに

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EU・イタリア政府による施策の一環で、
南イタリアのジュエリーフェアに
行けることになりました。
きっかけは
東京展示会の南イタリアパビリオンに
宝石について詳しい話を聞きに行った事から。
それを覚えていた
ローマ本部のミッション担当者が
イタリア大使館を通じて
招待のオファーをして下さったのでした。
自分が娘の頃、父親が52歳。
いきなり
「マレイシアで仕事をする。」
英語も喋れない父が
その頃は景気も良かった
日本を離れて
まだジャングルも多い
マレイシアに、
苦労をするように
出掛けていきました。
のちに
自分も幼稚園の職を離れて
多少学校で習った英会話だけで
父親について仕事を手伝いました。
本当に大変でした。
娘心に、
こんな歳になってから
新しい事を始めるなんて!!
そんな気持ちがありました。
大人になって、父親を目標に
仕事をしようと思った時に
自分は
52歳で何が出来るのか・・・
それを意識しました。
今回、イタリア大使館より
商談ミッションへの
招待の案内が来た時に
言葉の壁、
遠い国、
一人での参加、
ひるんで一時は
やめようと考えました。
でも、その時に
正に今の自分の年齢で
父は出掛けて行った、
その事を思い出したのでした。
イタリア人相手に
一人で
商談のミッションをする事。
想像しても正直
その場がどうなるのかと
怖くて不安です。
でも
英語が話せない父よりは
大丈夫だろう。
そんな風に思えます。
お守りのリングをして
頑張って行ってきます。
日本堂は地方の一宝石店で
ひとつひとつ
気に入った宝石しか
入れられないのですが
南イタリアの宝石の良さを
発信できたら
それもミッション参加の
恩返しになるのかな🌸

南イタリアの宝石【ジャンニ・カリタ】