もりが 燃えていました
森の生き物たちは われさきにと
逃げていきました
でもクリキンディという名の
ハチドリ だけは行ったり来たり
口ばしで 水のしずくを一滴ずつ 運んでは
火の上に落としていきます
動物たちはそれを見て
「そんなことをして いったい何になるんだ」
と笑います
クリキンディはこう答えました
「私は 私にできることを しているだけ」
辻信一監修
『ハチドリの ひとしずく』の
お話です。
日本堂に到着したばかりの
ペンダント。
ホバリングをする
美しいハチドリがモチーフ。
芸術品のようだと
魅とれている時に
スタッフが
この話をしてくれました。
『ハチドリのひとしずく』には
副題がついていました。
ハチドリの ひとしずく:
〈今 わたしのできること 〉
鳥が出来ること。
でも
なかなかできることじゃない。
だから心打たれるんだ、と
宝石の中のハチドリを
見ることが出来ました。
日本堂ホームページ