昔、テキサスに住んでいたおばあちゃん。
私はこのおばあちゃんの
お話が大好きです❤
次は？
その次は？
お話が豊富で
いつまでも聞き飽きません。
おばあちゃんの来店の目的は
金貨を売りに
そして
お孫さんのために
タンスで眠っていた珠で
ブレスレットへのリモデルです。
でも そんな事
そっちのけ
漫才の様なお喋りが続きます。
おもしろいお話。
昔々
日本人がアメリカで珍しい頃、
パーティーに呼ばれた時の話。
接待をする人たちは
「日本人を迎えるのだから
真珠のアクセサリーをつけて行こう」
そういう気配りをされたそうです。
ところがおばあちゃん。
日本人だから、と
着物を着ていったそうです。
もちろん 着物だから
イヤリングもネックレスも
着けません。
宝石を着けていない姿に 、
皆さんが ササッと
自分の真珠を外したそうです。
宝石を
着けていかなかった、のではなくて
宝石を
持っていない、と思われたようで。
自分を思ってくれる
気持ちからの
その行動が忘れられないそうです。
もうひとつ おもしろい話。
その時代
国際パスポートだけでは
日本人である、という
十分な証明にはならなかったそうです。
なので 考えて持ち歩いたのは
『日の丸の旗』『数珠』『お経の本』。
これがかなりの御守りになったとか。
へぇ〜
と感心していると
「奈良薬師寺で買ったんよ」、と
カバンから取り出した！
なんと、
今でも持ち歩いていた！！
白檀のその長い数珠は、
向こうの人に
『ロザリオか？』と言われたそうです。
そして 教会へ誘われた時には
「 一つの神じゃなくて、
日本は
八百万神やおろずの神がおるんよ」
、と言い返したとか。
数珠を片手に
古代日本の神概念を
持ち出したおばあちゃんの姿。
見知らぬ国で
たくましく生きていたんだと
ものがたり の様に
想像させてくれました。
さすが、
このおばあちゃんだから
子供が国連なんだ・・・。
もう敬服です✨
日本堂インスタグラム
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