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異国の男性達

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リュックサックを背負って
首にタオルを巻いた
体の大きな異国の男性が二人、
お店に入ってきました。
取り出したのは
大小ビニール袋に詰まった
山ほどの金色のアクセサリー。
お客様を分け隔てなくと 分かっては いても
正直言ってしまうと 身構える自分があり、
すき無くやらねば と立ってしまいます。
作家モノの薄手の茶托に冷えた御茶を出し、
金のモノを分別しながら
どこのお国なのか
日本にどのくらい いるのか
雑談します。
そんな話をするうちに
目を合わせてくれたので
「どうやって
こんなにたくさんのモノを集めたのか?」
ダイレクトに聞きました。
「廃品回収の仕事で集めた」
、と言った後に
さらにリュックから
「エッ!」と声を出したほどの量の
金色の袋を取り出しました。
今度は 笑顔で🌸
この時には
向こうもこちらも
お互いの緊張が解けていて
さて、本物が見つかるといいですね!
、と宝さがしです。
ほとんど刻印が見つからないモノばかり。
でもその中で
わずかな【金】が見つかりました。

一年間、
集めてきたそうです。
数千円にしかなりませんでしたが
これこそ確かな【都市鉱山】
帰りには
お店で要らなくなったプリンターを
回収してくれて
ささやかなお煎餅を
嬉しそうに持って帰っていきました。
一年後も また
お会いできそうです🌸