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国連のおばあちゃん ②

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お顔を見て すぐに
「国連のおばあちゃんだ!」と思い出しました。
お嬢さんが国連勤めをしていると聞いて
忘れずにいました。
今日は、使っていない数珠を
ブレスレットに替えてほしいとのこと。
作業する間に また
アメリカ暮らしの時の話を 
色々と聞かせてもらいました。
思い出に残っている風景のお話。
お姑さんが亡くなって
まだ幼い アメリカ育ちのお嬢さん方を連れて
日本に帰って来た時のこと
桜が満開の時だったそうです
ともらうために 棺を外に出した時に
風が大きく吹いて
あたり一面 花吹雪になったそうです
アメリカ育ちで、
初めて見る日本のその桜の花びらに
小さな娘たちが
哀しみの時を忘れて はしゃいだことが
何ともバツが悪かった    んよ。
そんなお話。
人生、幸せな時も 寂しいときも 楽しいときも
〈いっしょくた〉に来るんよ
あんたもこれから 経験するんよ
笑いながらお茶目に 脅されて
アハハと苦笑いです。

苦労を掛けさせられたご主人が残してくれた金貨が
今、おばあちゃんの暮らしを豊かにするとは
人生、そういうものなのでしょうか。
ただの おばあちゃんじゃない と思ったのは、
写真を取らせて下さい、とお願いした時の
「ウワォ❤」  の短い一言✨

素敵なご婦人。
これからも密やかに
「国連のおばあちゃん」と呼ばせて下さい✨