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好きになれてよかった

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おしゃれに興味がなかった
自分が
宝石を扱う仕事につくことに
違和感を感じていました。
ずっと格好を気にせずにきたので、
何を着て良いかが分からなかったし、
さらに宝石を着けること自体が
くすぐったくて、
幼稚園でのお勤めも
おしゃれに無関係、
子育ての頃は着けたくない気持ちが
余計に強くなり、
でも着けないといけない環境に
気持ちを曲げたくないと反発をしたり、
着けなきゃと
無理をしていた日もありました。
宝石が毎日身近にあって
仕事だから、宝石についてもっと
知識を持たないといけないという
理由から、
リモデルカウンセラーの
試験を受け始め、
教科書本を必死で読み
実地で学び、
卸さんに宝石の勉強に
出掛け、
なんやかやと正面から向き合ううちに
自然に宝石に
興味を持つ自分になっていました。

機会あって
たくさん集まったキャッツアイを
ルーペで覗いたこの数日間。
色々な個性のある
一つ一つの宝石を覗くと、
その石を掘り当てた
鉱夫の喜びや、
カットをする技術者の
俺の腕の見せ所みたいなのを感じたり、
浅深・大小・色・目の出方等、
石の特長を最大限に見せたい
ジュエリーデザイナー根性が
垣間見えたり・。
一つの宝石に携わった
たくさんの人の手を
たくさんのキャッツアイを見て
感じることができたのは不思議でした。
たぶん一緒に宝石を見て
自分が勝手に思ったことを喋る独り言を
側で受けとめてくれた人がいて、
自分自身が自分自身の声の催眠術に
かかってしまったようです。
宝石について今までにない感情が
芽生えた日になった、そんな今日でした。
宝石の仕事につけて良かったです。

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