今日は十五夜。
帰り道。
竹やぶの隙間から見える
明るいお月様。
お昼間に
用事の途中で立ちよってくれた
同級生が
「今からお月見の仕度で忙しいから。」と
慌てて帰っていきました。
お月見団子を作って
里芋を炊いて
すすきを刺して縁側に飾って・・・
昔と同じ事をしてるんだなーと
懐かしみ、
そして
思い出すことがありました。
小さな頃。
縁側にはやっぱり
すすき と
お月見団子が静かに据えてありました。
そして子供の自分は
おばあちゃんから
長い竹の先っぽに
フォークを紐でくくりつけた
棒を持たされて
「ご近所のお団子を盗んでらっしゃい。」と
言われました。
夜の暗さも怖いのに
なんて怖いことを言うのか!と
とっても驚きました。
でも、これ、娯楽が無い頃の
昔の人の楽しみだったよう?!
「この日だけは
みんながお団子を盗み合っこする。」
そう言われた時には
心がドキドキしました。
うちの団子もやっぱり
近所の子どもに狙われていて
フォークがついた長い棒が
木の影から
ニュッと伸びたのを覚えています。
ハラハラワクワクドキドキの
孫たちの様子を見たい、
そんなご近所おばあちゃん同士の
お楽しみの夜が、十五夜だったのかな。
今夜は
良いお月さまですね。
お空の上から
見たくなるようなお月さまです🌔
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